順調に販売台数が伸びる
中国における自動車販売台数は順調に伸びている。2005年上半期の乗用車販売台数は前年同月比で10.6%増の184万3000台となった。月別でみると1から4月は前年比を割れ込んでいたが、5月・6月になって息を吹き返し、それぞれ22.4%、48.7%増と大幅増に転じている(日本経済新聞)。

2000年における中国市場での新車販売台数は通年で208万8626台であり、当時から比べても中国自動車市場がものすごい勢いで伸びていることが分かるだろう。今年もこのまま順調に自動車が売れ続ければ2005年の中国新車市場は5年で販売台数が2倍増加したということになる。

世界で上位の自動車販売台数を誇る中国では、自動車メーカーが乱立している状態にある。自動車メーカーだけで100社以上、部品メーカーに至っては2000社以上が参入してきているといわれ、さらに企業ごとの年間販売台数はピンからキリまで異なる(日中投資促進機構a)。


まだまだ伸びる市場
自動車が売れ続けているとはいえ、中国の抱える10億の人口からすれば普及率はまだまだ低い。現在は人口62人あたりに1台しか普及しておらず、日本の1.7人に1台という水準と比較すれば圧倒的に低い(丸山・高山)。

仮に日本と同じ水準まで普及するとあと7億台以上も売らなければならないが、近年浸透しつつある中国のモータリゼーションの流れをかんがみると十分にありえる状況なのだ。いま売れているからという理由で中国を魅力的な市場と言うことももちろん可能だが、潜在的な市場はまだまだこんなものではないのである。